ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

寛解維持の6つのポイント

昨日は双極性障害寛解についてお話しました。今日は、実際に寛解を維持するために必要な6つのポイントについて考えてみたいと思います。

1) 薬の服薬を継続すること:薬の服薬は治療の基盤です。自分がもう大丈夫だと感じても、勝手に薬を中断しないことが重要です。スマートフォンのアプリなどを利用して、服薬のタイミングを逃さず守りましょう。

2) 生活リズムを整えること:食事、活動、休息、睡眠を規則正しく行います。朝は日光を浴びるよう心がけ、決まった時間に食事を摂り、食後は散歩など軽い運動を取り入れましょう。

3) 睡眠時間を確保すること:徹夜や睡眠不足は避けます。睡眠のリズムが乱れると躁転のリスクが高まります。寛解期には毎日同じ時間に起床し、就寝し、睡眠時間をしっかり確保するよう心がけます。日本うつ病学会の双極性障害委員会が公開している「睡眠・覚醒リズム表」を参考にするのも有益です。就寝前のスマートフォン利用や飲酒、喫煙、カフェインを含む飲み物は控えましょう。

4) ストレス対策を考えること:ストレスを減らす工夫が重要です。特に家族間のストレスが日常的な問題です。家族とのコミュニケーションを通じてストレスを軽減しましょう。また、日本うつ病学会の双極性障害委員会が公開している「ライフチャート」を活用し、再発の原因を把握することも有効です。

5) 気分が高揚しているときは、人が多く集まる場所を避けること躁状態のきっかけになる人との接触を避けることも必要です。葬式躁病として、葬式が躁状態を誘発することもあります。

6) 再発の兆候を認識すること:兆候を把握し、日常と異なる症状が現れたら早めに医師の診察を受けることが大切です。

 双極性障害は、再発を予防することに重点を置けば、これまで通り普通の生活が可能な病気です。先述のポイントを基に再発予防に取り組み、日々の小さな積み重ねが非常に重要となります。

ブログを最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございました。今後も皆様にご訪問していただけるよう全力を尽くします。今後とも応援をよろしくお願いいたします。