ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

統合失調症の就労支援

統合失調症は、幻覚、妄想、思考の乱れなどの症状を特徴とする慢性的な精神疾患です。症状が重症な場合、就労が困難になることもありますが、適切な治療と支援を受けることで、多くの統合失調症患者さんが社会復帰を果たしています。

統合失調症の就労支援制度

統合失調症の患者さんの就労を支援するために、様々な制度が設けられています。

主な就労支援制度

  • 精神障害者職業リハビリテーション事業: 精神障害者職業リハビリテーション事業所(以下「精リハ」)では、就労に必要な知識や技能を習得するための訓練や、就職活動の支援を受けることができます。 
  • 就労移行支援事業: 就労移行支援事業所では、精リハで習得した知識や技能を活かして、実際の就業環境で働くための訓練や、就職活動の支援を受けることができます。
  • 障害者雇用支援金: 障害者を雇用する企業に対して、助成金が支給されます。
  • 障害年金: 障害のために十分な収入を得ることができない方に、年金が支給されます。 

統合失調症の就労支援の流れ

統合失調症の患者さんが就労するには、以下の流れで支援を受けることができます。

    1. 精神科医療機関を受診する: まずは、精神科医療機関を受診し、統合失調症と診断を受けます。
    2. 就労支援機関に相談する: 精リハ、就労移行支援事業所などの就労支援機関に相談し、自分に合った支援プログラムを選択します。
    3. 支援プログラムを受ける: 選んだ支援プログラムで、就労に必要な知識や技能を習得したり、就職活動の支援を受けたりします。
    4. 就職活動を行う: 就職活動を行い、自分に合った仕事を見つけて就職します。
    5. 必要に応じて支援を継続する: 就職後も、必要に応じて就労支援機関の支援を受けることができます。
    6. 就労移行支援:就労移行支援では、障がいのある方が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようサポートを受けることができます。Cocorport(ココルポート)の就労移行支援サービスは、首都圏・関西・東海・福岡等に72箇所の事業所を展開しており、親切丁寧なスタッフが対応し、自分のペースで通所できます。

統合失調症の就労支援に関わる主な機関

  • 精神科医療機関: 統合失調症の診断や治療を行うだけでなく、就労支援に関する相談も受け付けています。
  • 精神障害者職業リハビリテーション事業所(精リハ): 統合失調症を含む精神障害者に対して、就労に必要な知識や技能を習得するための訓練を提供します。
  • 就労移行支援事業所: 精リハで習得した知識や技能を活かして、実際の就業環境で働くための訓練を提供します。
  • ハローワーク: 障害者向けの求人情報の提供や、就職活動の支援を行っています。
  • 障害者就労支援センター: 障害者の方の就労に関する相談や、各種支援制度の紹介を行っています。

 

統合失調症の患者さんの中には、適切な治療と支援を受け、社会復帰を果たした方がたくさんいますので、一緒に頑張りましょう。