ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害の再発

おはようございます、ななみこです。昨日は寝る前に30分ほどリラックスする時間を設けてから就寝しました。そのためか、ぐっすりと眠ることができ、今日は気分がスッキリしています。睡眠は重要ですよね。今日も双極性障害の再発なく順調に経過できそうです。

 安定期の双極性障害では、再発を予防することが重要です。しかし、ある調査によると、8割以上の患者さんが再発を経験しており、きっかけは「薬を指示通りに飲まなかった」が最も多く、次いで「過労」「対人関係のストレス」となっています。再発時に最初に現れた症状については、「睡眠時間が短くなる」が最も多く、その他に「おしゃべりになる」「イライラして怒りっぽくなる」「飲酒量が増える」などがありました。正しい治療を続けると普通の生活が遅れますが、治療をしないと躁状態から再発するようです。
 では、躁状態ではどのような症状を示すのでしょう?躁状態とは過度の身体活動や、置かれた状況と著しく不釣り合いな高揚感のことを言います。具体的には、
  気分爽快:気分が爽快になる
  全能感 :何でもできるような気持ち
  観念奔放:考えの内容が次々飛ぶ
  誇大妄想:実際にはないお金や人脈を信じる
  攻撃性 :不機嫌や他人への攻撃性
  易刺激性:些細な刺激に反応する
  衝動性 :思いついたらすぐ行動する
  行為過多:休まず行動する
などの症状が認められます。こういう症状が見られたら再発のサインと考えましょう。
 双極性障害が再発したときの対応方法としては、傾聴と共感が望ましいとされています。躁状態のときに、周囲の人が本人の考えを否定しても、本人は自分のことを理解してもらえないと感じやすく、関係を保ちにくくなります。そのため、まず考え方や気分に共感を示し、無理な理屈や文脈には囚われずに、本人にとってそのとき何が利益になるのかを具体的に一緒に考えて、とるめき行動を決められるように援助します。躁状態では、発現や行動がすぐに変わるため、相手の細かい表現に囚われず、やって欲しいことを簡単な言葉で伝えたほうが良さそうですね。
 安定期の双極性障害の維持には、躁状態は再発のサインと認識し、周囲との関係性を保ちながら正しい治療を継続できるようにするのが良さそうです。薬を指示通りに飲まずに睡眠時間が短くなった、には要注意ですね。

ブログを最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございました。今後も皆様にご訪問していただけるよう全力を尽くします。今後とも応援をよろしくお願いいたします。


今回の内容を記載するに参考にした本をご紹介します。