ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

コーヒーと精神疾患

私はコーヒーを飲むのが大好きです。起床時に眠い目をこすりながらコーヒーを1杯飲むと、しゃきっと目が覚めてモチベーションが上がってきます。でも、精神疾患を患っている私がコーヒーを飲んでもよいのでしょうか?

 コーヒーにはカフェインが含まれており、血流に吸収されたカフェインは脳に回って、眠気を誘うアデノシンという化学物質をブロックします。これが、脳内で中枢神経系を刺激する活動を高め、身体のストレス反応を活性化します。その結果、アドレナリンやステロイドホルモンなどが分泌され、心身を活動的にさせます。その一方、カフェインは脳内のセロトニンを減らす作用もあるため、過剰なカフェイン摂取は気分の落ち込みなどの抑うつ症状、自己肯定感の低下、不眠、頭痛などを引き起こします。このように、コーヒーに含まれているカフェインは、適量であれ心身の活動を向上させるのに役立ち、過剰であれば抑うつ症状や身体活動を低下させる可能性があります。では、一日に摂取しても良いコーヒーはどれくらいの量なのでしょう。その日の体調や体格にもよりますが、厚生労働省のホームページには、健康な成人は最大400mg/日(コーヒーをマグカップ(237 ml入り)で約3杯)までとする、と記載されています。

 精神疾患領域においては、すでに精神疾患を患っている患者さんではコーヒーの飲み過ぎは精神疾患を悪化させる可能性が指摘され、健常人では1日4杯以上のコーヒーを飲むとうつ病の発症リスクを下げることが指摘されています。私の場合、すでに精神疾患を患っていますので、コーヒーはマグカップ3杯までに留めておいたほうがよさそうですね。私は粉か液体のコーヒーが好きですが、皆さんはどのタイプのコーヒーがお好きですか?