ななみこのブログ

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ジプレキサの副作用

ジプレキサ(オランザピン)は、統合失調症双極性障害、重度うつ病などの治療に用いられる抗精神病薬です。他の抗精神病薬と同様に、ジプレキサにもいくつかの副作用があります。

主な副作用

  • 傾眠(ねむけ): ジプレキサの最も一般的な副作用は傾眠です。服用開始当初は特に強く感じることがあり、運転や機械操作などの危険を伴う作業は避けてください。
  • 体重増加: ジプレキサは、体重増加を招く可能性があります。体重や食事内容に注意し、必要に応じて主治医に相談しましょう。
  • アカシジア(じっとしていられない症状): じっとしていられない、落ち着かないなどの症状が現れることがあります。症状が強い場合は、主治医に相談してください。
  • 錐体外路症状: 手足の震え、筋肉のこわばり、よだれなどの症状が現れることがあります。これらの症状は、通常は軽度ですが、症状が強い場合は主治医に相談してください。
  • 低血糖: 血糖値が下がる可能性があります。糖尿病の患者さんは特に注意が必要です。
  • 高脂血症: 脂質(コレステロール中性脂肪)が高くなる可能性があります。
  • 高プロラクチン血症: プロラクチンの分泌量が増加し、乳汁分泌、月経不順などの症状が現れることがあります。
  • その他の副作用: めまい、立ちくらみ、便秘、下痢、口渇、発疹、眠気など

重篤な副作用

  • 悪性症候群: 発熱、筋肉のこわばり、意識障害などの症状が現れる重篤な副作用です。すぐに医師の診察を受ける必要があります。
  • 低顆粒球血症: 白血球の一種である顆粒球数が減少する副作用です。感染症にかかりやすくなるため、発熱や感染症の兆候があればすぐに医師の診察を受ける必要があります。
  • 糖尿病: ジプレキサは、糖尿病の発症または悪化のリスクを高める可能性があります。糖尿病の家族歴がある方や、糖尿病予備群と診断された方は、定期的に血糖値を測定する必要があります。
  • 血栓塞栓症: 静脈血栓塞栓症肺塞栓症などの血栓塞栓症のリスクがわずかに高くなります。胸痛、呼吸困難、下肢の腫脹などの症状が現れた場合はすぐに医師の診察を受ける必要があります。

ジプレキサの副作用の多くは、服用量を調整したり、他の薬との併用を調整したりすることで改善することができます。また、副作用が出現した場合は、自己判断で服用を中止せず、必ず主治医に相談してください。

ジプレキサは、適切な服用量と用法を守れば、統合失調症などの精神疾患の症状を改善する効果的な薬です。副作用について不安がある場合は、主治医に相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが大切です。