ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

対人関係・社会リズム療法

おはようございます、ななみこです。昨日、眠る時間が遅くなってしまった影響で、今日は何となく他人と関わり合いになるのが億劫に感じてしまいます。双極性障害では社会生活のリズムの乱れが症状を悪化させることが知られていますので、今日は無理せずゆっくりと休んで社会生活リズムを取り戻したいと思います。今回は、社会生活リズムを取り戻す心理社会的治療として対人関係・社会リズム療法を考えてみたいと思います。

 対人関係・社会リズム療法とは、対人関係から生じるストレスや双極性障害にかかってしまったことに対するストレスを軽減させる対人関係療法と、社会生活のリズムを規則正しく整えることを目的とする社会リズム療法を組み合わせたものです。
 対人関係療法は、対人関係のストレスを解決し、家族や職場・学校の仲間、友人などとの良好な人間関係を回復させ、再発を防ぐために行います。良い対人関係ができると、周囲の人たちに病気を受け入れてもらうことができ、サポートを受けることができますから、治療の動機づけと症状の改善につながります。
 社会リズム療法では、起床や出勤、夕食などの時間や他人から受けた刺激の度合い、イベントなどを記録することで、自分の生活リズムがどのようなものか、どんな場合に自分の社会リズムが不規則になりやすいかを理解し、修正できるようになります。一目で生活のリズムがわかるような、ご自分の生活に合わせた表を作ってみることをおすすめします。

 本当は臨床心理士の先生から指導を受けるのが良いと思いますが、今日は自分で対人関係・社会リズム療法を行って見たいと思います。具体的には、億劫でも周囲の人たちと積極的に関わるようにし、日記などで一日の社会生活リズムを記録して可視化して、不規則な社会生活リズムになりやすい要因を探すようにしたいと思います。双極性障害が再発しないよう、頑張ってみます!

 

この文章を記載するのに役立った本のご紹介をします。この本は対人関係・社会リズム療法について詳しく記載した本です。本人と周囲に向けてのメッセージが分かりやすく、非常に読みやすいと感じました。2010年に発行されていますが、今も入門書として広く読まれています。

 

この本たちは、心理学をベースとして技術を優しく解説した内容になっています。傾聴、承認、質問、共感、非言語的表現など対人援助に必要な項目を、それぞれ一冊の本にまとめています。基本的な内容はもちろんのこと、Q&Aに対して明確な答えを示す参考書のような記載内容にもなっており、便利帳として非常に役立ちます。

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