ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

アスペルガー症候群の平穏な日常

 私は発達障害のなかの自閉スペクトラム症アスペルガー症候群)を持っています。空気を読むことが苦手で言葉の比喩や裏の意味が分かりにくく苦労しています。そのため、周囲からコミュニケーション能力が低い変わり者として誤解されやすいです。ネットでアスペルガー症候群の有名人と検索すると、イチロー、米津玄師、スティーブ・ジョブズイーロン・マスクなどが出てきます。私もいつの日か有名人になれるかも~っと、と思っても、現実では周囲の方々と上手くコミュニケーションを取ろうとすることだけで精一杯で、有名人に慣れる気配さえありません。では、どうすれば周囲から変わり者と誤解されずに平穏な日常生活を送れるようになれるのでしょう?

 日本では2005年に発達障害支援法が施行され、子供に対しては発達障害の早期発見早期支援が行われてきました。しかし、大人に対しては十分な社会的ケアが行われておらず、知的に遅れがない場合は、本人の性格や個性と捉えられて医療までたどり着かないケースが多いとされています。そのため、現実には、大人の発達障害は、自分自身の力で解決しないと行けない場面が数多く存在します。
 自閉スペクトラム症の人は、会話の目的を情報交換とみなす傾向があり、会話に結果や成果を無意識に求めがちです。対して、自閉スペクトラム症の特性を持たない人の場合、会話や雑談の目的に仲間意識の確認といったことを求めています。これが両者の間に会話のズレや違和感となる原因となっています。そのため、自閉スペクトラム症の人は普段から気の合う友人や知人と過ごし、新しく人間関係を築く場合には友人知人などと安心できる環境で過ごすことが大切をされています。

 自閉スペクトラム症アスペルガー症候群)の人が平穏な日常生活を送るためには、自分の意見を押し付けず、相手の意見を寛容する、それが重要そうですね。