ななみこの双極性障害ブログ

双極性障害の啓蒙活動をします

睡眠剤と交通事故

 最近、睡眠薬を飲んだ状態で車を運転し交通事故を起こしたとするニュースを見かけることが多くなりました。処方された睡眠薬を用法用量を守って内服しても、交通事故を起こすと罪に問われることがあります。睡眠剤を内服した後は、服用後10時間以上経って十分な睡眠を取った後に、自分自身が十分に覚醒し安定な状態であることを確認した上で運転することが大切とされています。今回は、不眠症睡眠薬について考えてみたいと思います。

 人間にはおおよそ24時間の自然な体内リズム(概日リズム)があり、朝起きて太陽の光を浴びると目が覚めて、14~16時間後に眠くなるようにできています。このリズムの乱れによって眠りたくても眠れず、社会生活の質が著しく低下した状態を不眠症と言います。不眠症は、寝付きが悪い入眠障害、途中で目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚めて困る早朝覚醒、ぐっすり寝た気がしない熟眠障害の4つに分類されます。
 不眠症睡眠障害と誤解されがちですが、睡眠障害とは睡眠に影響が出る病気の総称のことをいい、不眠症の他に、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、睡眠随伴症上、レストレスレッグス症候群、ナルコレプシー、薬物誘発性睡眠障害などが含まれます。治療は、それぞれの病態に応じて行われます。
 不眠症に対する睡眠薬には、ベンゾジアゼピン睡眠薬メラトニンの働きを強める睡眠薬(ロゼレムやメラトベル)、オキシレチンの働きを減らす睡眠薬(ベルソムラやデエビゴ)があります。睡眠薬には集中力や判断力が鈍くなる副作用がありますので、基本は数日から数週間だけ内服し、もとの睡眠リズムが戻ってきたら計画的にやめていくことが重要です。
 私は入眠障害のためにデエビゴを飲んでいます。交通事故を起こさないためには、前述の注意事項はもちろんですが、自分の不眠症は4分類のどれに相当し、どういう副作用の生じる睡眠薬を飲んでいるのかを意識することが大切だと思います。