もしも、双極性障害の私が結婚して子供ができたら、その子供も双極性障害にならないのか、とても不安です。
双極性障害がなぜ発症するのか、その詳細は明らかにはなっておりません。考えられる要因として、遺伝、生育歴、性格、環境、脳の機能異常などが挙げられており、それらが複雑に絡み合って発症するとされています。しかし、双極性障害の発症要因は遺伝が80%、環境が20%とする調査報告もありますので、遺伝的要因が発症に強い影響力を持っているのは確かなようです。また、一卵性双生児の研究では、双子の片方が双極性障害でも、もう片方の子は40〜70%の割合でしか双極性障害にならないということから、複数の遺伝子が発症に関与していると推測されています。
今の私は生活環境を安定させることに精一杯で、これから先のことは考えられません。でも、将来、素晴らしいパートナーに巡り会えて結婚することができたのならば、遺伝的要因をパートナーと十分に話し合い、支援環境を整えた上で子供を持つことを考えたいと思います。
