ななみこの双極性障害ブログ

双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害の原因

双極性障害は客観的な診断方法がなく、現時点では躁状態が表れるまでは、うつ病と診断するほか手立てはありません。そのため、原因に基づく画期的な新薬が作られていないのが実情です。今回は、双極性障害の原因について考えてみたいと思います。

 かつては双極性障害は「心の病気」とされることが一般的でした。しかし、最近の研究により、双極性障害は「脳の病気」であることが明らかになっています。脳と心の関係は、時計と時間の関係に例えられます。時計が時間を刻むように、心は脳が生み出すものであり、心は脳の働きの結果と言えます。壊れるのは時計であり、時間自体ではありません。同様に、病気になるのは脳であり、「心」そのものが病気になるのではないのです。脳の病気の症状が、怒りっぽくなったり暴言を吐くなど、「心」の側に現れるのです。
 多くの研究が双極性障害を「脳の疾患」と関連付ける根拠を示しています。頭部MRIの研究によれば、双極性障害の患者の脳には、うつ病患者と比較して感情の調節を行う前部帯状回や背外側前頭前皮質が小さくなっていることが示されています。動物実験では、双極性障害において脳の視床室傍核にミトコンドリアの機能障害が見られることが確認されています。また、遺伝子解析からは、特定の遺伝子、例えば細胞膜のカルシウムチャネルに関わるLINE-1や、不飽和脂肪酸を生成する酵素であるFADS1/2が双極性障害に関与していることが明らかになっています。

 双極性障害の発症メカニズムを解明することができれば、客観的な診断法や副作用の少ない治療薬の開発などへの道が開けると考えられます。今後に期待したいですよね。

 

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