ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害の躁状態

双極性障害では、本人はうつ状態が辛く、家族は躁状態が辛いと言います。私も躁状態の時よりもうつ状態の時の方が辛かったと感じていますので、もしかしたら、家族に逆の思いをさせていたのかもしれません。今回は、双極性障害躁状態に焦点を当ててみたいと思います。

 双極性障害躁状態うつ状態が合わられる精神疾患で、躁状態の程度によって1型と2型に分けられます。1型は躁状態が少なくても1週間以上、ほぼ毎日、1日の大半続くものを言います。2型は軽度の軽いハイな状態(軽躁状態)が4日以上、ほぼ毎日、1日の大半続くものを言います。2型のほうがうつ状態の期間が長いと言われています。
 躁状態では、患者は極度に高揚しており、その一方で家族は強いストレスを抱えています。躁状態の患者は頻繁に暴言を吐いたり、高揚感に満ちてトラブルを引き起こしたり、金銭的な浪費や無駄遣い、不特定多数との性的な関係など、制御が難しい行動に走りがちです。さらに、患者はこれらの行動に正当な理由があると誤解しており、家族が介入しようとすると、怒りっぽくなります。その結果、家族は破産や失業など、経済的に大きな損害を被ることがあります。
 躁状態の受け止め方は、本人と家族の間に大きな認識のずれがあるため、本人の様子におかしさを感じた場合には、注意深く対話し、本人の心情に耳を傾け、精神科受診を奨めることが肝要です。家族が受診を進めるのが難しい場合は、周囲の支援が重要な場面も考えられます。

 振り返ると、私は躁状態で奔放な言動を繰り返し、周囲に迷惑をかけていたと思います。そういう私のことを支えてくれた家族と周囲の方々に感謝しています、ありがとう。