ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害のメタボと散歩

 今朝も散歩に出かけてきました。昨夜から今朝にかけて雨が降っていた影響で道路が少し濡れていましたが、空気が澄んでいて気持ちよかったです。私は太りやすい体質なので、できるだけ定期的な散歩で運動することを心がけています。

 双極性障害の患者さんは肥満や体重増加などのメタボリックシンドローム(以下、メタボと略します)になりやすいと言われています。ある調査によると、双極性障害の患者さんは健常人と比較してメタボに1. 5~2倍も罹患しやすいことが報告されています。その原因として、服薬している薬剤、症状に伴う運動不足、不規則な生活、健康への関心低下、おやつ・ジュース・お酒・タバコなどの嗜好品の影響が挙げられています。

 服薬している薬剤として、抗精神病薬気分安定薬を服薬すると30%ほどメタボになりやすくなることが知られています。それらのお薬は治療に必要なため止めることができないので、双極性障害の患者さんはメタボになることが避けられません。そのため、メタボを予防するために、食事の見直し、生活習慣の改善、定期的な運動が重要になってきます。そのなかで、最近では運動療法が見直されており、毎日、しっかりに日光を浴びて30分程度の散歩をすることが推奨されています。メタボになると、糖尿病や虚血性心疾患になるリスクが高くなりますので、メタボ予防をしっかりしましょう。

 運動療法が良いって言われても、毎日、必ず散歩しないといけないってしんどいですよね。私はできる範囲で散歩することを心がけており、天気の良い日は1~2回の散歩をするようにしています。気ままに歩くのって気持ちいいですよね。