ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害と概日リズム睡眠障害

 今朝は天気がとても良かったので、目覚めに日光をたくさん浴びることができました。とても気持ちよかったです。私の体内時計もリセットできたかな?

 今日は双極性障害と概日リズム(サーカディアンリズム)についてご紹介したいと思います。双極性障害の患者さんでは、不眠や過眠などの睡眠障害が現れることがあります。うつ病の患者さんでも同様の睡眠障害が認められることがありますが、双極性障害の患者さんの睡眠障害うつ病の患者さんとは異なり、体内時計の乱れが関与していると考えられています。
 この体内時計の乱れによる睡眠障害は、概日リズム睡眠障害と呼ばれます。これは、ヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いために、体内時計のタイミングを外界の24時間周期の明昼夜のサイクルに合わせることができないことで生じます。例えば、体内時計が朝の光でリセットされないために、毎日、寝付く時間と起きる時間が1~2時間ずつ遅れていく、などのような睡眠障害のことを言います。
 概日リズム睡眠障害には、光線療法と暗闇療法を組み合わせた光調整療法が効果的です。光線療法では強い光を浴びたり夜明けを真似た光を浴びたりします。暗闇療法では18時から8時まで暗室環境で過ごしたり外出時にはサングラスや帽子を身につけたりします。
 自宅でできる光調整療法としては、起床時に15~30分間ほど日光を全身に浴びる方法が推奨されており、気分を落ち着かせるだけでなく、双極性障害の再発予防にも有効とされています。朝日を浴びることで、脳内でメラニンの分泌が行われて体内時計をリセットし、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が行われて心と身体を安定させて幸せを感じやすくさせます。

 朝日を浴びるのって気持ちいいですよね。