ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

双極性障害と過食

 「今日も食べすぎちゃった~」最近、食欲の秋なのか、ついつい食べすぎてしまいます。過食の原因は様々ですが、今回は、双極性障害と過食について考えてみたいと思います。

 双極性障害では抑うつ状態のときに過食になることがあります。外見上は食欲があるので元気そうに見えていますが、本人は不安や抑うつ気分から過食になっているので、体重増加による体型の変化から自信を喪失して強いストレスを抱えています。このストレスが更に過食を誘発してしまいます。ある調査によると、双極性障害の患者さんが過食になりやすい要因として、女性、アルコール飲酒歴、若年者、抗うつ剤の使用、不安の強い人、感情反応が強く出る人、などが挙げられています。
 過食をコントロールできる方法はありませんので、逆にコントロールしなければならないと思わないことが重要です。それは、抑うつ状態から脱すると自然に過食は収まってくるからです。極端な食事制限よりも、生活リズムの是正や日中の活動に取り組んで、抑うつ状態から回復することのほうが重要です。それでも食欲が気になってしまう場合の対処方法としては、間食、腹式呼吸、軽い身体活動、爪磨きや歯磨きなどのセルフケア、などがあります。抑うつ状態では孤独や不安から過食になりやすいとされていますので、誰かと連絡を取って人と繋がりを持つことも大切とされています。 

 私は家族と一緒に食事し、よく噛んで時間をかけて食べることを心がけています。自分に合った対処法を試してみるのも良いですよね。