ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

うつ病は、こころのエネルギーが減る病気

 おはようございます。ななみこです。今回は、うつ病について考えてみたと思います。

 憂うつな気持ちがあったり気分が落ち込んだりなどの症状を「抑うつ気分」といい、その「抑うつ気分」が続いた状態を「うつ状態」もしくは「抑うつ状態」と呼びます。うつ状態(抑うつ状態)」が長く続き、生活に支障が出て苦痛が強い場合は、「うつ病」と診断されます。うつ病双極性障害とともに、気分障害に含まれます。
 うつ病はこころのエネルギーが減るために、自分の存在価値が小さくなったように感じてしまう病気です。自分を責めて過去を後悔し、気分が落ち込み、意欲が低下してしまって物事を決められなかったり食欲がなくなったりします。心身症として、肩こりや頭痛、不眠症やほてりなどの自律神経症状が現れることもあります。
 うつ病はよくある病気とされ、男性の10人に1人、女性の5人に1人は生涯に一度は経験すると言われています。そのため、以前は「心の風邪」と表現されたこともありました。しかし、患者さんのつらさは、風邪の比ではありませんので、今は「心の風邪」とは表現しません。病気になりやすい性格は特にありませんが、責任感が強すぎる人は無理をして病気を長引かせることがありますので、注意が必要です。
 うつ病はしっかりと休養を取り、こころのエネルギーを充電すれば1ヶ月~数ヶ月で良くなります。しかし、無理をすると、病気を繰り返す場合や症状が長引くこともあります。そのため、本人も周りの人もうつ病の正しい知識を持って、仕事や家事の分担を減らし、休みながら、少しずつ元の生活に戻ることが大切です。