ななみこの統合失調感情障害ブログ

統合失調症と双極性障害の啓蒙活動をします

アスペルガー症候群

 前回、大人の発達障害について考えてみましたので、今回は少し深掘りしてアスペルガー症候群について考えてみたいと思います。

 アスペルガー症候群自閉スペクトラム症の一つで、対人関係の障害やパターン化した興味や活動という自閉症の特徴はありつつ、言葉の発達や知的発達に遅れが見られないことが特徴とします。婉曲な表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることが難しいため、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまいます。その一方、周りからは変わり者と思われていても自分自身では無自覚のため、敬遠される理由がわからないままストレスを抱えて、うつ病などの精神疾患につながることがあります。そのため、アスペルガー症候群の方が日常生活を円滑に送るためには、自分のことを理解して支援してくれる人の存在が大切とされています。本人は無自覚でも、他者から見たらまずいと思われる行動を、正直に指摘し、苦手な部分を助けてくれる人の存在はとても重要です。

 私は周りから無骨な変わり者と言われてきましたが、今の主治医からアスペルガー症候群だよと言われてスッと納得できました。双極性障害の治療を開始してからは、アスペルガー症候群も落ち着いますので、なんとか家族の助けを借りながら過ごしています。時々、アスペルガー症候群として生活するのはつらいなぁと思うこともあります。こういう私を支えてくれる家族の存在って本当にありがたいです。