良好な睡眠を得るための手段として、サプリメント、睡眠改善薬、睡眠薬があります。サプリメントは自然な眠りをサポートする栄養補助食品で、通販や薬局などで購入できます。睡眠改善薬と睡眠剤は医薬品に指定される製品で、睡眠改善薬は薬局のみ、睡眠剤は医師の処方箋が必要になります。睡眠改善薬とは、”「寝つきが悪い」、「眠りが浅くて夜中に目が覚めてしまう」といった「一時的な不眠症状」を緩和する薬です”、とされています。睡眠改善薬と睡眠剤は薬に分類されるため、食品に分類されるサプリメントとは異なり、薬による副作用のリスクがあります。
睡眠サプリメントにはどのような種類があるのでしょう。睡眠とサプリとの関係は下図のようになっています。
サプリメントを選ぶ際には3つの点を注意してください。
1つ目は、睡眠に関する悩みを具体化することです。図に示されている中で、自分の睡眠の悩みがどれに該当するかを確認しましょう。
睡眠潜時:起きている状態から睡眠状態になるまでの時間
睡眠時間/効率:ベッドにいる時間に対して睡眠状態の時間
中途覚醒回数:睡眠中に途中で起きてしまうこと
徐波睡眠:深い睡眠であるレム睡眠の中でも更に深い睡眠
爽快疲労感:起床時の状態
2つ目は、自分の睡眠に対する悩みに効果的な成分が配合された製品を選ぶことです。例えば、夜リラックスできない、色々と考えすぎてしまい中々寝付けない、といった場合には、GABA、トリプトファン、グリシン、テアニン等がおすすめです。また夜中途中で目が覚めてしまうといった場合には、クロセチン、サフラン、ラフマ等がおすすめです。
3つ目は、該当する成分の推奨摂取量を知ることです。検討中のサプリメントにしっかりと効果を発揮してくれるであろう量が配合されているのか、または、過剰摂取になっていないか、といった視点を持つことが重要です。
GABA
ラフマ
テアニン