こんにちは、ななみこです。私は人前で話すとき、いつも不安で緊張してしまいます。また、夕方になると漠然とした不安が強くなってき、お酒を飲んでしまうこともあります。不安を和らげるお薬が手元にあったら良いのになぁと思いますが、逆に依存するようになったらどうしようと悩みます。今回は、不安を和らげる抗不安薬について考えてみたいと思います。
人は生きていく上で様々な不安に直面します。それを少しでも和らげようとして、これまでに、いろいろな抗不安薬が作られてきました。最初はアルコールで、飲むと心の抑制が摂れて不安解消に役立ちます。しかし、肝臓や脳神経の働きが悪くなる上、依存症になりやすいなどの問題がありました。次に、フェノバルビタールや抗ヒスタミン薬が開発されましたが、脳全体の働きを抑え、アルコールと同様な副作用の問題がありました。その後、副作用が少ない様々な薬剤が開発され、現在はベンゾジアゼピン系と抗うつ剤(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:SSRI、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:SNRI)が主流となっています。
ベンゾジアゼピン系は、脳全体の働きを抑えるのではなく、リラックスに関する伝達物質であるギャバの働きを強めることで不安を和らげます。短期間の服薬では副作用が少なく安全とされていますが、長期間の服薬によって眠気、ふらつき、依存、認知機能低下などの副作用が認められてしまいます。そのため、長期間の服薬が必要な場合には、セロトニンを強める作用のあるSSRIやSNRIが用いられています。
不安の治療の基本は心理療法であり、薬を上手く組み合わせることによって効果を発揮します。不安を強めてしまっている自分の癖に気づき、不安が減る行動を試すなど、薬に依存しないよう、考えや行動を見直すことが必要です。不安障害として受診するまでもない場合には、市販薬などを試してみるのも良いかもしれません。
私も自分の考えや行動を見直して不安にならないようにし、どうしてもだめなときにはお薬の力を借りるようにしたいと思います。
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