以前のブログで人工甘味料のメリットとデメリットをご紹介しました。今回は、人工甘味料を摂ると痩せるの?について考えてみたいと思います。
人工甘味料はカロリーゼロと言われていますが、多くの研究で人工甘味料を摂取している人は体重が増加し、肥満・糖尿病・心疾患のリスクが高くなることが報告されています。では、どうしてカロリーゼロなのに体重が増加してしまったのでしょう?
これまでに、2つの仮説が考えられています。1つ目は、人工甘味料の甘味を胃が感知すると、グレリンというホルモンが分泌されて脳の視床下部にある摂食中枢を刺激し、食欲が増進するというものです。2つ目は、口で甘味を感じると膵臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖を積極的に筋肉や肝臓に取り込み、脂肪組織として体内に蓄積するというものです。動物実験ではこの2つの仮説が正しいとされており、人工甘味料のサッカリンを使った動物実験では、人工甘味料で体重を落とすことは出来なかった、と報告されています。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおが提唱するカロリーゼロ理論ではありませんが、砂糖の過剰摂取を気にして人工甘味料でカロリーゼロ!と言ったところで体重が減らないなんて残念ですね。
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