ななみこのブログ

日々の出来事や思ったことをブログにします。

雨の日、心を覆う影と、それを打ち破る光

曇り空の下、私は窓の外を流れる雨を見つめている。刻々と変化する雨音は、まるで私の不安定な心を映し出す鏡のよう。被害妄想が頭を駆け巡り、心が落ち着かない。

なぜだろう。こんなにも良い天気だったはずなのに、急に心が曇ってしまうのだろう。まるで、誰かに監視されているような、どこからともなく声が聞こえてくるような、そんな感覚にさいなまれる。

以前から、私は天気によって気分が大きく左右される傾向があった。晴れた日は気分が高揚し、創造性が生まれる。しかし、雨の日や曇りの日は、途端にやる気がなくなり、ネガティブな思考に囚われてしまう。

今日は特に、被害妄想がひどい。SNSの何気ないコメントにも、私を中傷しているように感じてしまう。周りの人々の視線が気になって、外出するのが億劫になってしまう。

そんな時、私は過去の経験を思い出す。学生時代に、クラスメイトに悪口を言われたことがある。その出来事がトラウマとなり、今でも人との関係を築くことに不安を感じてしまう。

しかし、ずっとそうだったわけではない。子供の頃は、誰とでも仲良くでき、明るい性格だった。一体いつから、こんなに臆病になったのだろう。

被害妄想に囚われてしまうのは、もしかしたら、過去の経験から、自分を守るための手段として身につけてしまった心の鎧なのかもしれない。

でも、この鎧は、私を縛り付けている。自由に羽ばたくことを妨げている。このままでは、私はいつまでたっても幸せになれない。

何かを変えなければ。そう心に誓う。

まず、深呼吸をする。そして、今、この瞬間に集中する。雨の音、窓辺に置かれた観葉植物の葉っぱ、自分の呼吸の音。一つ一つの感覚に意識を向けることで、漠然とした不安から意識を解放していく。

次に、感謝の気持ちを持つ。健康でいられること、家族や友人とのつながり、住んでいる家、美味しい食事。当たり前のことのように思えるけれど、これらは全て、私にとってかけがえのないものだ。

そして、未来に向かって小さな一歩を踏み出す。例えば、本を読む、音楽を聴く、散歩に出かけるなど、自分が楽しいと思えることをする。

もちろん、一朝一夕に心は変わらない。でも、少しずつでも良いので、前向きな行動を続けていくことで、きっと状況は改善していくはずだ。

雨はいつか止む。そして、虹がかかる。私も、この心の雨雲を乗り越えて、再び晴れやかな日々を取り戻したい。