ななみこのブログ

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『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んだ感想

安達裕哉氏の『頭のいい人が話す前に考えていること』を読みました。タイトルから、コミュニケーションスキル向上に関する実用的な内容を期待していましたが、読み進めるにつれ、単なるテクニック論ではなく、より深い思考力や人間関係の本質に迫る内容であることに気づかされました。

 

 

本書で特に印象に残ったのは、「話す前に考える」ことの重要性です。私たちはついつい、思いついたことをすぐに口にしてしまいがちですが、著者は、話す前に一度立ち止まって、自分の言いたいことを整理し、相手にどう伝わるかを考えることの大切さを説いています。

また、「相手の話を聞く」ことの重要性も深く考えさせられました。単に相手の言葉を聞くだけでなく、相手の言外の意味を読み取ろうとする姿勢や、相手の立場に立って考えることの大切さなどが具体的に書かれており、日々のコミュニケーションの中で意識すべき点が多くありました。

本書では、具体的なコミュニケーションのシチュエーションを例に挙げながら、それぞれの状況でどのように対応すべきかが解説されています。例えば、会議での発言やプレゼンテーションなど、ビジネスシーンでよく遭遇する場面での具体的なアドバイスは、とても参考になりました。

しかし、本書で学んだことを実践することは、容易ではありません。日々のコミュニケーションの中で、ついつい自分の考えを優先してしまったり、相手の話を遮ってしまったりすることもあります。しかし、本書で学んだことを意識しながら、少しずつ改善していくことで、より円滑なコミュニケーションができるようになると確信しています。