ななみこのブログ

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『君たちはどう生きるか』を読んだ感想

吉野源三郎氏の『君たちはどう生きるか』を読了し、少年コペル君と共に成長したような、そんな感覚に包まれています。

 

 

物語の中で、コペル君は様々な経験を通して、自分自身と向き合い、生きる意味を問い続けます。叔父さんの深い言葉や、コペル君の心の葛藤は、読者に深い感銘を与えます。

特に印象に残ったのは、叔父さんがコペル君に語った「魂で知る」という言葉です。これは、単に知識として学ぶのではなく、心で深く理解し、自分自身の行動に繋げていくことの大切さを教えてくれます。

また、コペル君が友人との関係を通して学んだこと、そして社会の不平等や矛盾に直面した時の葛藤も、私自身の心に深く響きました。これらの経験は、コペル君を成長させ、より深く人間を理解させていくのです。

本書は、単なる少年の成長物語にとどまらず、普遍的なテーマである「生きることの意味」を深く考えさせられます。自分自身の人生をどのように生きていくべきか、読者一人ひとりに問いかけてくるような、そんな力強い一冊です。

現代を生きる私たちにとっても、この物語は決して古くはありません。むしろ、社会が複雑化する中で、より一層、自分自身と向き合い、生きることの意味を問い直すためのヒントを与えてくれるのではないでしょうか。

本書を読んだ後、私は、自分自身の人生をどのように生きていくべきか、改めて深く考えるようになりました。コペル君のように、自分自身の心に正直に生き、周りの人々と共に成長していきたいと強く願っています。

具体的に良かった点

  • 普遍的なテーマである「生きることの意味」を深く考えさせてくれる
  • 少年の成長を通して、読者も共感し成長できる
  • 登場人物たちの言葉が心に響く
  • 時代を超えて読み継がれる普遍的な価値がある

改善点

  • 現代の読者にもっと分かりやすい言葉遣いや表現があると、より親しみやすい
  • より多くの登場人物の視点が描かれていると、物語がさらに豊かになる

まとめ

君たちはどう生きるか』は、単なる物語にとどまらず、読者に深い思考を促す一冊です。本書で得た学びを胸に、私も自分自身の「道」を歩んでいきたいと考えています。