ななみこのブログ

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『スマホ脳』を読んだ感想

アンデシュ・ハンセン氏の『スマホ脳』を読了し、現代社会において、スマホが私たちの脳に及ぼす影響について深く考えさせられました。

 

 

スマホは私たちの脳をどのように変えているのか

本書は、スマホが私たちの注意散漫を招き、集中力を低下させ、睡眠の質を悪化させるなど、脳に与える様々な悪影響について、科学的な根拠に基づいて解説しています。特に、スマホの通知が脳の報酬系を刺激し、中毒性をもたらすという点は、現代人にとって耳の痛い話でした。

集中力の低下と多動性の増加

スマホの通知音が鳴るたびに、つい手が伸びてしまう。これは、スマホが私たちの脳に報酬を与える仕組みになっているためです。この報酬系が過剰に刺激されることで、集中力が低下し、多動性や衝動性が増してしまうというのです。

睡眠の質の低下

スマホブルーライトは、睡眠を妨げる作用があると言われています。また、寝る前にスマホを見る習慣は、脳を興奮状態にしてしまい、なかなか寝付けない原因にもなります。本書では、睡眠不足が脳の機能低下や精神的な不調を引き起こす可能性についても言及されており、睡眠の重要性を改めて認識しました。

デジタルデトックスの必要性

本書では、デジタルデトックスの重要性が強調されています。デジタルデトックスとは、意識的にスマホやパソコンから離れ、デジタル機器を使わない時間を過ごすことです。デジタルデトックスを行うことで、脳を休ませ、創造性を高めることができるというのです。

今後の生活への取り組み

本書を読んで、私は自分のスマホの使い方を見直す必要があると感じました。具体的には、以下のことを実践していきたいと考えています。

  • 通知をオフにする: 必要最低限の通知に絞り、不要な通知はオフにする。
  • 寝る前のスマホの使用をやめる: 寝る前1時間前からはスマホを見ないようにする。
  • デジタルデトックスの日を設ける: 定期的にスマホを使わない時間を設ける。
  • 読書や運動など、他の趣味を楽しむ: スマホ以外のことに時間を使う。

まとめ

スマホ脳』は、現代人が直面しているスマホ依存の問題について、科学的な根拠に基づいて解説した非常に示唆深い一冊です。本書で学んだことを参考に、私はより健康的で豊かな生活を送りたいと考えています。

しかし、本書を読んだだけでは、スマホを手放すことは難しいかもしれません。大切なのは、スマホとの付き合い方を考え、自分にとって最適な使い方を見つけることです。本書は、そのためのヒントを与えてくれる一冊と言えるでしょう。