去年のハロウィン、忘れられない夜を過ごした。毎年恒例の友人たちとのハロウィンパーティーは、いつも以上に盛り上がった。
テーマは「タイムスリップ」。皆、思い思いの時代の衣装に身を包み、会場はまるでタイムマシンのようだ。私は、20年代のフラッパーガールになりきり、きらびやかなドレスとヘッドバンドで決めた。
パーティーが始まると、皆で手作りのタイムマシンに乗り込み、様々な時代を旅するゲームが始まった。古代エジプトではミイラ作り体験、中世ヨーロッパでは騎士との剣術対決、未来都市ではVR体験など、企画の数々。
中でも一番盛り上がったのは、魔女の予言コーナー。本物の魔女に扮した友人が、水晶玉を覗き込みながら、未来を占ってくれるというもの。順番を待つ列が絶えない中、私もドキドキしながら順番を待った。
「あなたには、素敵な恋が訪れます。でも、その前に大きな試練が…」
魔女の言葉に、会場はどよめく。一体どんな試練が待ち受けているのか、皆で盛り上がった。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、パーティーも終盤に。最後の締めくくりは、みんなで仮装コンテスト。個性豊かなコスチュームで、会場は笑いの渦に包まれた。
ところが、ここでハプニングが。優勝が決まった瞬間、停電になってしまったのだ。真っ暗闇の中で、皆が慌てふためく。
「キャンドルを灯そう!」
誰かの声が響き、手持ちのキャンドルに火が灯される。キャンドルの光がゆらめく中、私たちは再び笑い声をあげて、楽しい時間を過ごした。
停電というハプニングがあったけれど、それも良い思い出になった。今年のハロウィンも、どんな楽しい思い出ができるか楽しみだ。