ななみこのブログ

日々の出来事や思ったことをブログにします。

夕暮れのグラスと、消えない後悔

夕焼けが部屋に差し込む時間になると、私はいつも同じ行動をとってしまう。冷蔵庫から冷えたお酒を取り出し、グラスに注ぎ込む。炭酸が弾ける音と、琥珀色の液体がグラスに満たされていく様子を、無意識に見つめている。

一口飲めば、日中の煩わしさが少しだけ遠ざかるような気がする。しかし、その安堵感は束の間で、すぐに深い絶望感に飲み込まれてしまう。過去の後悔が、まるで悪夢のように蘇り、私の心を締め付ける。

統合失調症と診断されてから、私は何度も失敗を繰り返してきた。大切な人々を傷つけ、信頼を裏切り、自分自身を追い込んでしまった。それらの出来事を思い出すたびに、激しい自己嫌悪に苛まれる。

お酒は、そうした負の感情から一時的に逃れるための、私にとっての麻薬のようなものだ。しかし、アルコールは私の心を麻痺させるだけで、問題は何も解決してくれない。むしろ、翌朝には激しい頭痛と吐き気に悩まされ、さらに深い絶望感に陥ってしまう。

アルコール依存症と診断されたのは、つい最近の出来事だ。医師からは、アルコールをやめるよう強く勧められている。しかし、長年の習慣を変えることは容易ではない。

夕暮れの空を見上げながら、私は何度も葛藤する。このままお酒に頼り続けるのか、それとも、苦しい現実から目を背けずに、治療に専念すべきなのか。

過去を悔やんでばかりいても、時間は戻らない。大切なのは、今この瞬間をどう生きるかということだ。アルコールに頼らず、自分の力で立ち上がらなければいけない。

でも、どうしてこんなに心が弱いんだろう。どうして、過去から逃れられないんだろう。

そんなことを考えながら、私は再びグラスに手を伸ばしてしまう。そして、苦い後悔の味が口の中に広がる。