統合失調感情障害という診断を受けてから、私は読書に以前のような楽しさを見出せなくなりました。ページをめくるたびに、文字がぼやけて見えたり、集中力が途切れてしまったり。好きな物語の世界に没頭したいのに、どうしても心が入っていきません。
特に、一度読んだはずの文章を何度も読み返さなければ、内容が頭に入ってこないことに、大きな frustration を感じます。まるで、本の世界への入り口が、いつも少しだけ閉ざされているような、そんな感覚です。
しかし、読書は私にとって、心の栄養のようなものです。好きな物語の世界に浸ることで、日々のストレスから解放され、心を穏やかに保つことができるからです。たとえ、理解が遅くても、何度も読み返す必要があるとしても、読書を諦めたくないという気持ちが、私の心を強く突き動かします。
この病気と闘いながら、読書の習慣を続けることは容易ではありません。しかし、私は諦めずに、自分のペースで読書を楽しみたいと思っています。例えば、一度に長い時間読むのではなく、短い時間でも良いので、毎日少しずつ本を開いてみる。あるいは、好きな作家やジャンルに絞って、自分に合った本を選んでみる。
読書は、ただ単に文字を追うだけではなく、自分の想像力を膨らませ、新たな世界を発見する喜びを与えてくれます。私は、この喜びを再び感じられるよう、これからも読書を続けていきたいと考えています。